うつ病での通院歴があり、生命保険に加入できないないと言われた
糖尿病の治療中で、生命保険に入れなかった。どうしても医療保障が欲しい
高血圧だけど、生命保険に加入できますか
など、持病があって生命保険に加入できない、というお悩みをお持ちの方からのご相談を多数頂いています。
持病があっても入れる生命保険は、あります!
諦めないで、チャレンジしてみてください。
持病をお持ちの方が生命保険を検討するときに、知っておいてほしいことをポイントを絞って解説します。
保険ショップや保険外交員に相談する前に、これを読めば「ムダのない保険選びの原則」がわかります。
これを読まずに相談に行くのは、損です。
絶対に、最後まで読むことをおすすめします。
またアニメーション動画でも解説していますので、是非、こちらもご覧ください。
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持病があっても入れる保険 ムダのない保険選びの原則 順番を間違えると損!
持病をお持ちの方が生命保険に加入しづらいのは、ご存知の方も多いと思います。
持病をお持ちの方でも加入できる生命保険は主に3つの種類があります。
- 一般の生命保険
- 引受基準緩和型の生命保険
- 無選択型の生命保険
生命保険に加入するには、保険会社による審査を受ける必要があります。
自分の健康状態を「告知書」に記入し、保険会社が加入できるかどうかを審査します。
生命保険の種類によって、告知書の質問内容が違うので、加入のしやすさが違います。
一般の生命保険
健康な方が加入できる一般の生命保険です。
持病をお持ちの方は、審査によって加入できないこともあるのですが、病気の種類や病状、治療状況などによっては、『特別条件付き』で加入できることがあります。
『特別条件付き』が気になると思いますが、
- 特定の病気や部位が対象外となる「特定疾病、特定部位不担保」
- 高度障害保険金などが支払われない「特定障害不担保」
- 通常よりも掛金が高くなる「特別保険料」
- 一定の期間、保険金の支払いが削減される「保険金削減」
があります。
特定部位不担保は、病状等によって不担保の期間が3年や5年など一定の期間、場合によっては、保険期間の全期間が「特定部位不担保」になることもあります。
例1)特定部位 3年間の不担保
3年間は特定部位の保障は対象外ですが、4年目からは通常通り、給付金を受け取ることができるようになります。
特定部位以外の部位や疾病については、契約当初から給付金を受け取ることができます。
例2)特定部位 保険期間全期間の不担保
不担保期間が保険期間全期間の場合には、特定部位の保障は一切受けることができません。
特定部位を保障の対象にしたい場合は、全期間の特定部位不担保では、生命保険に加入する意味がありません。
この『特別条件』は、保険会社が決定するため、条件の内容は選べません。
ただし、保険加入者が、その特別条件に納得ができなければ、契約を断ることができますのでガマンして無理やり加入する必要はありません。
一般の生命保険のメリット・デメリット
引受基準緩和型の生命保険
引受基準緩和型とは、引受基準、すなわち加入の審査が緩和されている生命保険のことをいいます。
限定告知型生命保険とも呼ばれています。
つまり、一般の生命保険よりは加入しやすい保険です。
生命保険に加入する際には、医師の審査や告知書へ健康状態の告知が必要となります。
一般の生命保険では、加入時の審査である告知書の告知項目が10数項目もあり、健康診断で指摘箇所があると、審査に影響することもあります。
一方、引受基準緩和型の生命保険では、基本の告知項目が3つくらいで、オプションによって追加の告知事項がある程度です。
告知の内容も一般の生命保険と比べ、緩和されているため、持病があっても比較的加入しやすくなります。
告知内容の例
- 最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがありますか
- 過去2年以内に、病気やケガで入院・手術をしたことがありますか
- 過去5年以内に、がんまたは上皮内がん・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがありますか
保険会社によって告知事項が異なりますが、全て当てはまらなければ、保険に加入することができます。
ただし、保険加入年齢は20才以上であることが多く、お子さまは加入することはできません。
引受基準緩和型生命保険のメリット・デメリット
無選択型の生命保険
医師の診査や告知なしで加入できる生命保険です。
無告知型の生命保険とも呼ばれています。
告知書に健康状態を記入することもないので、持病のことを気にすることなく、気軽に保険契約ができます。
保障内容はシンプルで、特約なども非常に少ないため、かなり手薄な保障となります。
そもそも加入後、一定の期間、給付金を受けることができない商品もあります。
掛金は、ご想像の通り、かなり割高です。
無選択型の生命保険の加入年齢は40才以上であることが多く、若年層は加入することができません。
無選択型生命保険のメリット・デメリット
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持病があっても入れる生命保険を一覧で確認
持病があっても入れる3つの生命保険を、図にすると、下記のようなイメージになります。
- 保険料
- 加入できる年齢
- 加入時の告知の多さ
- 保障内容
- 保険期間
- 免責期間
- 持病は給付金の対象か
で比較しているので、参考にしてください。
尚、下記の記事では、がんになっても入れる生命保険をご紹介しています。
こちらも、ぜひ、参考にしてくださいね。
持病があっても入れる保険 ムダのない保険選びの原則
持病があっても入れる生命保険を3種類ご案内しました。
でも、その3種類の生命保険の中から、自分が入れる保険をどうやって選べばいいの?
と思いますよね?
「自分には持病があるから、引受基準緩和型の生命保険が合っているかな」
と考える方もいるかも知れませんが、
ちょっと待った!
答えは簡単、
今ご紹介した順番に検討してください。
- 一般の生命保険
- 引受基準緩和型の生命保険
- 無選択型の生命保険
という順番で検討してください。
もったいない選び方をしないでくださいね。
ムダのない生命保険選びの原則をご案内します。
1.まずは一般の生命保険にチャレンジしましょう
3種類の保険は、加入審査の厳しい順に、
- 一般の生命保険
- 引受基準緩和型の生命保険
- 無選択型の生命保険
とご案内しました。
先程の図でもご案内した通り、保障内容の充実度も、掛金の安さも同じ順番となります。
つまり、なるべくなら、安くて保障内容の良い「一般の生命保険」に入ったほうがメリット大きいですよね。
加入できない可能性もありますが、保険会社から契約を断られたとしても、何かペナルティがある訳ではないので、まずは一般の生命保険にチャレンジしましょう!
健康告知は詳しく書く
例えば、告知書に「高血圧」とだけ書いた場合、保険会社から見ると、高血圧の症状が重いのか軽いのかわかりません。
追加の情報がなければ、判断できず、審査が通りません。すなわち、加入できません。
ところが、高血圧でも数年前から治療をしていて、薬を飲んで、数値がある程度抑えられていれば、問題なく、一般の生命保険に加入できることもあります。
病気のことをきちんと話してしまうと、保険に加入できないような気がすると考える方もいらっしゃいますが、実は逆で、きちんと詳しく話していただいたほうが、加入できる可能性が高まるんです。
告知書には分かる範囲で、健康状態を詳しく記入しましょう。
持病があっても加入できそうな生命保険を保険代理店に探してもらう
一般の生命保険にチャレンジといっても、各保険会社に一社一社、加入手続きや告知書を書くのは、かなりの労力がかかります。
複数の保険会社を扱っている保険代理店に相談して、自分の健康状態や持病、病歴を正しく伝えましょう。
丁寧な代理店であれば、各保険会社の審査基準に照らし合わせて、加入できそうかどうかを事前に調べてくれます。
こんな保険代理店で相談するのがオススメ
複数の生命保険会社を取り扱っている
保険会社によって、健康状態の審査の基準が異なるので、加入ができない可能性を踏まえ、複数の保険会社を検討したほうが良いです。
保険担当者は1社だけを取り扱っている、生命保険会社直販社員もいれば、多くの保険会社を取り扱っている保険ショップもあります。
保険会社1社のみの取り扱いの場合には、その保険会社で加入できなければ、他の保険会社を探し直さなければならないですし、より良い補償内容、保険料の保険会社を自分で比較検討しなければなりません。
今後、保険期間が一生涯の保障になることを考えれば、保険会社の選択肢は多いに越したことはありません。
持病の方向けの生命保険に慣れている
通院中、服薬中など持病をお持ちの方の、加入申し込みに慣れている保険代理店に相談しましょう。
なお、持病があると相談して、いきなり引受基準緩和型の生命保険を提案された場合は注意しましょう。
引受基準緩和型の生命保険は、健康状態の告知項目が少なく、内容も簡単なので、当てはまらなければ加入できちゃいます。
もしかしたら、一般の生命保険に加入できたかもしれないのに、引受基準緩和型の生命保険に入れられちゃいます。
なぜそんなことをするかというと、ラクだからです。
健康状態を詳しく聞いて、各保険会社の審査基準に照らし合わせて、入れるかどうかを検討して・・・、という作業をしないで、簡単に入れちゃうんです。
でも、それはお客様本位じゃないですよね。
詳しい話も聞かず、引受基準緩和型の生命保険から提案を受けたら、こっちから、お断りしちゃいましょう。
オンライン相談ができる
新型コロナウイルス感染拡大の防止の観点から、オンラインでの保険相談を希望する方が増えています。
自宅にいながら、相談ができるので、楽ですよね。
今までのように、保険の担当者に自宅まで来てもらったり、ショッピングモールの保険ショップまで行く必要はありません。
当社でも、無料のオンライン相談を実施していますので、お気軽にご相談ください。
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告知義務違反はダメ
もちろん、ウソの健康告知はダメです。
健康状態を偽って、一般の生命保険に加入できたとしても、虚偽告知が判明した場合には、保険契約が解除され、それまで支払っていた掛け金も戻されないということがあります。
これでは、保険の意味はありませんので、虚偽申告は絶対ダメです。
2.引受基準緩和型の生命保険を検討
残念ながら、一般の生命保険に加入できなかった方は、引受基準緩和型の生命保険を検討していきましょう。
一般の生命保険は審査基準が厳しいので、健康だと思っている方でも、「投薬中」だったり、「体の不調が少し気になったから病院に通院している」などで、保険に入れないケースも以外とあります。
引受基準緩和型の生命保険は、審査基準がぐっと緩和されているので、比較的加入しやすくなります。
別の保険代理店に相談するというよりは、同じ保険代理店でそのまま引受基準緩和型の生命保険を提案してくれると思います。
もともと、健康状態を詳しく伝えているので、話も早いです。
加入できそうな生命保険がいくつかあれば、比較して検討しましょう。
ここでも問題になるのは、保険会社の取り扱い数です。
1社のみでは比較検討ができないので、複数の保険会社を取り扱っている保険代理店にお願いしましょう。
3.無選択型生命保険は最後の砦
引受基準緩和型も難しかった場合は、無選択型の検討です。
健康状態の告知なしで加入できるので、加入するかしないかを検討してください。
保障内容がかなり手薄で、保険料はかなり割高です。
持病も対象外だったりすので、生命保険以外を考えるのもありです。
しかし、なかなかお金を貯められない、どうしても持病以外の病気も心配ということであれば加入してもいいでしょう。
ただし、いつまでも無選択型では、かなり高い掛金を払い続けることになります。
場合によっては、給付金よりも、かなり多くの保険料を支払うことにもなるので、保険料のシミュレーションしてから加入を考えましょう。
また、健康状態が改善したら、引受緩和型の生命保険への切り替えも念頭におきましょう。
入ったら終わりじゃない! 切替も見据えておきましょう
生命保険は、生涯、掛金の変わらない保険に加入することをおすすめしますが、一生涯その保険に加入することはおすすめしません。
生命保険は数年経つと、各社新商品を販売しているので、進化して良くなることが多いです。
新商品によって、保険料が安くなったり、新しい保障が用意されることがあります。
メリットがあれば、切り替えを検討していきましょう。
とくに、引受基準緩和型や無選択型の生命保険に加入した方は、健康状態が改善していたり、「過去5年以内に」とか「過去2年以内に」という健康状態の告知項目に当てはまらなければ、加入できる可能性が高まるので、より良い条件の保険に切替を検討していきましょう。
当社では、当初お伺いした健康状態の情報を元に、告知の質問事項に該当しなくなるようなタイミングで、より良い生命保険への切替もご提案しています。
切り替える場合は、その時の健康状態で判断するので、もう一度健康状態を詳しくお伺いし、加入できるかどうかを確認致します。
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持病があっても入れる保険 ムダのない保険選びの原則 まとめ
いかがでしたでしょうか。持病があっても入れる保険について、まとめさせていただきました。
通院中や薬を飲んでいるなど、持病がある方が保険を選ぶ際の原則は保険を検討するを間違えないことです。
- 一般の生命保険(内容良い、安い、審査厳しい)
- 引受基準緩和型の生命保険(内容ちょっと薄い、ちょっと高い、審査かなりゆるい)
- 無選択型の生命保険(内容シンプル、かなり高い、審査なし)
いきなり引受基準緩和型保険から、検討しないようにしましょう。
また、最初から引受基準緩和型保険を提案されたら、丁寧な代理店ではないと判断しましょう。
加入したあとも、将来的に良い保険、安い保険に切替えるつもりでいましょう。
保険商品探しや保険代理店探しも大変ですね。
どこに相談したら良いかわからない、持病があって生命保険に加入できなかったことがある、という方は、保険相談ラボまでご相談ください。
ファイナンシャル・プランナーの資格を持った生命保険のプロが皆さんの悩みに寄り添います。