自動車保険は、事故やトラブルに対する補償を提供するための保険です。
お相手の方への補償、ご自身や同乗者さまへのおケガや、ご自身のお車の補償をします。

自動車保険の主な補償内容

対人賠償責任保険

自動車事故で他人にケガをさせた場合の賠償金を補償します。

  • 対人賠償責任保険の事故例

2009年12月、交通事故で眼科医の男性(当時41歳)が命を落としました。
横浜地方裁判所は2011年11月1日の判決において、加害者に対し約5億2853万円の賠償金支払いを命じました。

2009年1月 公務員の男性(当時30歳)が後遺障害を負った事故が発生しました。
札幌地方裁判所は2016年3月30日に約4億5381万円の賠償金を認めました。

対物賠償保険

他人の財物(車、建物など)を損壊した場合の賠償金を補償します。

  • 対物賠償責任保険の事故例

1994年7月 呉服や毛皮、洋服などを積んだトラックを損傷させたことに対し、神戸地方裁判所は、約2億6135万円の賠償金が命じました。

1996年7月 車がパチンコ店に衝突した事故において、東京地方裁判所は、約1億3580万円の賠償金を認めました。

人身傷害保険

事故で自分や同乗者がケガをした場合の治療費や入院費を補償します。
以下は、人身傷害保険の高額な支払事例となります。

認定損害額性別・年齢職業損害
約5億2,800万円男性・41歳医師死亡
約3億9,700万円男性・21歳大学生後遺障害
約3億8,200万円男性・29歳会社員後遺障害
約3億7,800万円男性・23歳会社員後遺障害
約3億6,700万円男性・38歳医師死亡
約3億6,500万円男性・14歳中学生後遺障害

車両保険

自分の車が事故や盗難、自然災害などで損傷を受けた場合の修理費用や買替費用を補償します。
車両保険には、一般条件と呼ばれるオールリスク型車両保険とエコノミー型車両保険があります。

補償内容オールリスク車両保険エコノミー車両保険
ガードレール・電柱に衝突×
車庫入れに失敗×
墜落・転覆×
相手自動車との衝突・接触
自転車との衝突
人・動物との衝突
当て逃げ
火災・爆発
盗難
いたずら・落書・窓ガラス破損
飛来中または落下中の他物との衝突
台風・竜巻・洪水・高潮
地震・噴火・津波

保険会社によっては故障損害を補償できる車両保険も販売されています。

特約

特約名内容
弁護士費用特約事故の相手方とトラブルになった場合に、弁護士費用を補償します。
ロードサービス特約事故や故障で車が動かなくなった際のレッカー移動や応急修理を補償します。
新車特約新車購入後一定期間内に全損事故が発生した場合、新車の買替費用を補償します。
車両全損時復旧費特約車が全損になった場合に、新車への買替費用や修理費用を補償します​​。
代車費用特約事故や故障で車が使用できない場合、代車のレンタル費用を補償します。
運転者年齢条件特約保険料を抑えるために、補償対象となる運転者の年齢を限定します​​。
無保険車傷害特約無保険車との事故で被った損害を補償します。
ファミリーバイク特約原動機付自転車の事故に対する補償を提供します。
車両積載動産特約車内に積載された個人所有の日用品(レジャー用品など)に生じた損害を補償します​​。
車両盗難特約車両が盗難に遭った場合の損害を補償します​​。
ドライブレコーダー特約ドライブレコーダーを利用した事故発生通知サービスを補償します。
全損時諸費用特約車が全損となった場合の廃車や買替時の諸費用を補償します​​。
対物全損修理差額費用特約他人の財物が全損となった場合の修理費用との差額を補償します​​。
車対車事故限定特約他車との衝突・接触事故に限定した補償を提供し、保険料を抑えます​​。
地震・噴火・津波特約地震、噴火、津波によって生じた車両の損害を補償します​​。

自分のニーズに最適な補償プランを作成することができます。
保険契約時には、各特約の内容と適用条件をよく確認し、必要に応じて追加することをおすすめします。

自動車保険を取り扱う保険会社

ご留意事項

このホームページは、各保険の概要についてご紹介しており、特定の保険会社名や商品名のない記載は一般的な保険商品に関する説明です。
取扱商品、各保険の名称や補償内容は引受保険会社によって異なりますので、ご契約(団体保険の場合はご加入)にあたっては、必ず重要事項説明書や各保険のパンフレット(リーフレット)等をよくお読みください。
ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。